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アンワル元副首相に再び同性愛疑惑浮上 警察が捜査開始、トルコ大使館に一時保護要請 
2008/06/30 20:52 JST配信

【クアラルンプール】 野党連合・人民同盟(PR)の実質的指導者であるアンワル元副首相に、再び同性愛疑惑が持ち上がっており、アンワル氏らは事実無根だとして反発している。
6月28日にアンワル氏の助手、モハマド・サイフル・ブカリ氏(23)がアンワル氏に同性愛を強要されたと訴え出たことから、警察が捜査を開始した。モハマド・サイフル氏はテナガナショナル大学の元学生リーダーで、3月の総選挙時にアンワル氏の特別補佐を務めたという。警察の捜査開始が報じられた28日夜には、アンワル氏の支持者1,000人あまりがアンワル氏の宿泊先のセランゴール州シャアラムのホテルに集結した。
アンワル氏を巡っては、翌29日にアンワル氏側が暗殺の危険に晒されていると主張してトルコ大使館に保護を求めて駆け込む騒ぎがあった。アンワル氏は求めていた政府による身の安全の保障が得られたことから30日午後になってトルコ大使館を出た。
アンワル氏は、マハティール内閣で副首相を務めていた1998年に同性愛容疑で逮捕され失職。捜査を妨害したとして職権濫用に問われた裁判では2002年にアンワル氏の有罪が確定、同性愛裁判については2004年に連邦裁が無罪判決を言い渡していた。
■野党側は政府の陰謀と主張■
アンワル氏の妻で人民正義党(PKR)党首であるワン・アジザ氏は、アンワル氏を訴えたモハマド・サイフル氏がナジブ副首相の特別補佐、カイリル・アナス氏と一緒に写っている写真を公表。アンワル氏告発がアブドラ政権による陰謀であるとの見方を強調した。PKRはモハマド・サイフル氏が閣僚2人と写っている写真も公表した。アンワル氏の代理人は30日、モハマド・サイフル氏を誣告罪で高等裁判所に告発した。
野党側の主張に対し、アブドラ首相はアンワル氏を貶めるようなことを指示したことはないと強調。一切の捜査を警察に任せる考えを示した。ナジブ副首相も警察は誰からの影響も受けていないとして、捜査の公正さを強調している。

(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、6月29、30日、ベルナマ通信、6月28、29日)
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