マレーシア社会・生活ニュース
【クアラルンプール】 インターネットバンキングなどの利用者を狙ったフィッシング詐欺が横行している。フィッシング詐欺は、金融機関のウェブサイトを装い、暗証番号を盗む手口。商業犯罪捜査局(CCID)によると、今年5月中旬頃から犯罪組織の活動が活発化しており、少なくとも4人が被害に遭い、被害総額は10万リンギに上るという。 検索エンジンで銀行のウェブサイトを検索すると、正規サイトと共に偽装サイトが検索結果として表示され、被害者が偽装サイトのURLをクリックすると、暗証番号を入力するように指示がある。仲介役がこうして入手した暗証番号を利用し、被害者の口座から自分が持つ同じ銀行の口座に送金。送金された金の90%は外国にある詐欺組織の口座に送金され、残りの10%は自分の取り分となる。 「オンラインバンキングのセキュリティーを向上させる」という偽のメールを被害者に送信し、メールに記載したリンク先のURLを使って偽サイトに誘導する手口もある。被害者は預金がそっくり引きだされているのを発見して初めて詐欺にあったことに気付くケースがほとんどだという。 捜査の結果、犯罪組織はナイジェリアを本拠地とし、仲介役はマレーシア人だと見られている。6月13日には、パンダン・インダに住むITコンサルタントの女性(28)がフィッシング詐欺組織の仲介役を勤めていたとして逮捕された。 偽装ウェブサイトのURLをブロックするなどの対策がとられているが、ブロックした数日後には新たなURLが立ち上げられているという。CCIDは被害に遭った場合はすぐに警察に通報することを呼びかけている。
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