マレーシア政治・外交ニュース
【クアラルンプール】 アンワル元副首相が2度目の同性愛の罪状で告発を受けていた問題で、アンワル氏を告発したモハマド・サイフル・ブカリ氏(23)を診察した医師の診断書が28日、インターネットを通じて流出。アンワル氏は政治的な意図に基づく誤った告発が明らかになったとして警察に捜査を断念するよう求めた。サイド・ハミド内務相は、診断書が事件のいち側面を示しているに過ぎないとして、捜査を続行する構えを示している。 問題の診断書はプスラウィ病院が、アンワル氏の助手を務めていたサイフル氏が告発を行った当日の6月28日付で作成したもの。モハマド・オスマン医師の署名が入っており、同性愛の被害を受けた痕跡がないとした上で、サイフル氏に対し政府系病院で再検査することを助言している。同診断書を最初におおやけにしたのは、ナジブ副首相夫妻のモンゴル人女性殺害事件関与を指摘するブログを書いて名誉棄損で訴えられている「マレーシア・トゥデー」のラジャ・ペトラ編集者で、マスコミに姿を表さないモハマド・オスマン医師について、警察より診断書の書き換えを強要されることを恐れて身を隠しているのだと説明している。 同診断書の流出を受けて、アンワル氏は同診断書を司法長官会議に提出するよう警察に要求。アンワル氏が顧問を務める人民正義党(PKR)のリー・ブーンチャイ氏は、警察に対して誣告罪でサイフル氏を訴追すべきだと主張している。
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