マレーシア政治・外交ニュース
【イポー】 野党連合・人民同盟(PR)が政権を握るペラ州政府が、州上級評議員用公用車の後継車種としてトヨタ「カムリ」を16台を総額270万リンギで購入することを決定。同じ野党政権下のケダ州やペナン州もプロトン車から外国車に切り替える方向で検討を始めており、与党連合・国民戦線(BN)側が「税金のむだ遣い」と批判を強めている。 ペラ州のモハマド・ニザル州首相は、現在使用しているプロトン「ペルダナ V6」の維持費が高くつくことがトヨタ「カムリ」への切り替えの理由だと説明。「ペルダナ V6」の維持費に年間100万リンギかかったと指摘した上で、プロトンが行わない手厚いアフターサービスをUMWトヨタが約束したことを選定ポイントに挙げた。ペナン州のリム・グアンエン首相もペラ州に追随して割安な外国車の購入を検討している考えを表明、ただし実施に移すのは、現用の「ペルダナ V6」を切り替える必要が生じた場合に限るとした。ケダ州のアジザン・アブドル・ラザク州首相も、「ペルダナ V6」の維持費が高すぎることを認めた上で、州の財政状況を勘案した上で外国車購入を前向きに検討したいとの意向を示した。 プロトン車以外を州上級評議員用公用車として導入するのは、トレンガヌ州政府に続いてケダ州が2州目。トレンガヌ州はBN政権下にありながら、公用車は国産車に限るとの連邦政府の指示を無視して「ペルダナ V6」の後継にメルセデス・ベンツ「E200」14台の購入を強行した。過大な整備費用の問題については、保守点検を請負っていた3つの業者が不正請求していたことが明るみになっている。
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