マレーシア経済ニュース
【クアラルンプール】 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでレース場を建設中のWCTは、発注元メイダン(Meydan)から12月25日付で建設中止通告を受領、マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)では6日のWCT株価取引額が29.5%(54セン)急落の1.29リンギとなり、午前9時12分から同社株式取引が一時中断された。WCTのブルサ・マレーシアへの発表によると、WCTの含み損は12億9,000万リンギにのぼるという。 ドバイの「ナド・アル・シェバ・レース場」の建設は、WCTとアラブテック・コンストラクションの合弁で行われており、総工費46億リンギ、全長7,600万平方フィート、収容人数6万人という大規模建築物。工事完了は今年10月7日を予定していたが、発注元のメイダンが工事の遅れを理由に建設中止を決定、工事は6日から中止された。WCTによると、すでに観覧席部分の基礎工事は95%、工事全体の約55%が完了した状態だという。WCTはメイダン側の契約不履行とみなし、工事中止に対し実質工事費にあたる4ー5億リンギを請求する構えを見せている。工事の中止によりメイダンは契約履行保証金約1億7,800万リンギを没収されると見られているが、WCTが契約履行保証金を受け取ることができない場合にはWCTの自己資産対他人資産比率は0.42から0.57倍に上昇すると見られている。 アフィン投資銀行のアナリスト、オン・ケンウィー氏は、工事の中止によりWCT株の配当所得を27.9センから35%減少の18.1センに、目標株価を3.07リンギから1.81リンギへと修正したが、同社株は引き続き「買い」注文があると予想した。WCT株取引は7日から再開されている。
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