マレーシア三面・事件ニュース
【クアラルンプール】 経済状況の悪化に従って船会社が資金不足に陥り、持ち船が停泊したままの状態となるケースが増えており、乗組員が給料や食料の供給もないまま窮地に陥っ ている。 サバ州タワウでは、昨年9月より「MT ネプライン・ダンガー」号が財産管理下に置かれ、乗組員15人が給料未払いのまま、食料、燃料、電気もなく放置されている。地域コミュニティウェブサイト「タワウキニ」が彼らの窮状を報道したため、数週間分の食料などが寄付されたが、解決には至っていなく、国内各地で同様のケースが出ると見られている。 昨年だけでも16船舶、213人の乗組員がマレーシア海域内で放置されるという状況が報告されており、タイではマレーシア船1隻がタワウと同様の状況に置かれている。 海事局のアハマド・オスマン長官は、多くは数カ月で解決するが、長期化するケースもあり、マレーシア船主協会(MSA)に救援を要請することもあると語った。 同長官はまた、「1952年商船法」によると、月収100リンギ以下の乗組員のみが給料についての係争を起こせることになっており、時勢に大きくかけ離れていると指摘。近く法改正案を国会に提出し、乗組員の給料未払いの問題を迅速に解決できるようにしたいと語った。 乗組員の多くがインドネシア・ミャンマー・インド・フィリピンなどからの外国人であり、船舶会社からの解雇や本国への送還を恐れ、泣き寝入りするケースが多いといわれている。
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