マレーシアニュース
【クアラルンプール】 ペタリンジャヤ(PJ)にある2つのモスクで27日早朝、イノシシの生首合わせて4つが置かれているのを礼拝者が発見した。マレーシア国内では、カトリック系週刊誌に「アラー」使用を認めた高裁判決に関連して宗教施設への襲撃が相次いでいる。 イノシシの生首が放置されていたのはいずれもオールド・クラン・ロード沿いのジュムフリヤ・モスクとアル・イマム・アル・ティルミジ・モスクで、米袋に入った状態でモスクの裏口付近にバケツに入った布施とみられる1リンギ札30枚と共に置かれていた。犯行は午前5時から6時の間に行われたとみられ、警察では回収したイノシシの頭を科学捜査に回し、近辺の野獣肉を販売するレストランなどへの聞き取り調査も行われるという。 ムサ・ハッサン警察長官は、一部の心ない犯罪者により民族間の調和と平和が乱されないよう、国民は憶測等に耳を貸さずに冷静になるよう呼びかけるとともに、警察は先のキリスト教会放火事件同様、厳格な捜査に当たるとコメントした。 ヒシャムディン・フセイン内務相は、警察が調査を行うために国民の冷静な対応を促し、また、各地で学校や教会、礼拝所を破壊したとされる容疑者19人に対しても近く起訴される予定だと述べた。また、ムヒディン・ヤシン副首相やマレーシア華人協会(MCA)のオン・ティーキアット党首、サミーベル マレーシア・インド人会議(MIC)党首、マレーシア人民運動党(ゲラカン)のコー・ツークン党首もそれぞれコメントを発表し、宗教間の紛争を避けるべく国民は各種の扇動に乗らないよう呼びかけた。
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