マレーシアニュース
【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム元副首相の同性愛裁判は5日、前日からの続きでアンワル氏(63)の元助手のモハマド・サイフル・ブカリ氏(24)の証人尋問から始まった。 サイフル氏はアンワル氏へのあこがれから同氏の下で選挙運動の補佐役として働くことになったいきさつや、辞意を示した際にアンワル氏から留まる見返りとして学費の支援などを持ちかけられたと証言。怖くて断れなかったと述べた。またアンワル氏から衣服などをプレゼントされたことなどを具体的に明らかにした。また検察側が提示した現場となったデサ・ダマンサラのコンドミニアムの玄関に設置されていた監視カメラの映像に映っている人物を自分だと証言した。 正午ごろから、再び現場のコンドミニアムに場所を移して、サイフル氏やアンワル被告、弁護団、検察の立ち会いの下で予審判事による実況検分が約1時間ほど行われた。 同案件は、2008年6月にアンワル元副首相の元助手が告発していたもので、有罪となれば最高で禁固20年が科せられるため、アンワル氏の政治生命がかかっている。人権団体や野党連合・人民同盟(PR)支持者らは政治的な意図に基づくでっち上げだとして、裁判を行なわないよう求めていた。 アンワル氏は、マハティール内閣で副首相を務めていた1998年に同性愛容疑で逮捕され失職。捜査を妨害したとして職権濫用に問われた裁判では2002年にアンワル氏の有罪が確定したが、同性愛容疑については2004年に連邦裁が無罪判決を言い渡していた。
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