マレーシアニュース
【クアラルンプール24日=アジアインフォ】 中央銀行バンク・ネガラは24日、2009年通年の国内総生産(GDP)成長率がマイナス1.7%になったと発表した。金融危機に伴う世界経済の悪化の影響を受け第1—3四半期がマイナス成長に転落したが、第4四半期(10一12月)は大方の予想を上回る4.5%のプラス成長に転じ、全体の落ち込みを緩和した。 第4四半期のプラス成長は、景気の牽引役であるサービスの堅調さと、製造業が5四半期ぶりにプラスに転じたことが貢献した。1.7%成長した個人消費や必需品価格の高騰、2度にわたる景気対策により公共支出が3.7%増加したことが下支えとなったほか、海外需要、特に域内需要の回復に伴い、3四半期連続マイナスだった輸出がプラス7.3%に転じたことが経済成長を後押しした。 第4四半期の製造業は、前期のマイナス8.6%からプラス5.3%に大幅回復した。石油・化学・ゴム・プラスチック製品と電気・電子がそれぞれ10.2%、4.8%と大きく回復したことが貢献した。ただ前半の3四半期の大幅なマイナスが響き、通年では9.3%の大幅なマイナスにとどまった。 サービス業の第4四半期は5.1%成長となり、金融・保険が9.8%と貢献した。通年成長は2.6%。 鉱業・採石は、天然ガスが0.4%成長したことが貢献して第4四半期にマイナス2.8%と、前期のマイナス3.5%からやや回復したものの、コンデンセートと原油はそれぞれ3.7%、10.7%のマイナスとなった。通年ではマイナス3.8%成長。 第3四半期にマイナス成長となった農業は、6.0%のプラス成長に転じた。オイルパームが6.0%、天然ゴムが19.7%それぞれ成長したことが貢献した。通年では0.4%のプラス成長だった。 景気対策に伴い公共工事が増加した建設は、9.2%の大幅成長を記録。通年では5.7%の成長となった。
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