マレーシア社会・生活ニュース
【クアラルンプール】 外国人労働者雇用の締め付けが厳しくなる中、多くの「ナシ・カンダル」と呼ばれるマレー系食堂やインド系食堂、「コピティアム」と呼ばれる中国系喫茶食堂がマレーシア人従業員の確保に苦労している。 食堂業者団体が先ごろ、好待遇をうたってマレーシア人の従業員募集キャンペーンを張ったが、全国で2万5千人分の求人の空きがある「ナシ・カンダル」への問い合わせ件数はわずか80件、2万人分の求人のあるインド食堂については、電話での問い合わせが10件だけだった。提示された給与額は補助役が800—1,300リンギ、レジ係が1,000—1,300リンギ、主任や調理師は1,500—2,500リンギと決して悪くない水準で、ボーナスなども考慮する予定だったという。 他にも就職先が豊富にあるのが原因の一つと考えられるが、インド食堂業界団体の幹部によると、問い合わせをしてくる者にしても、その後はなしのつぶてであることが多く、求職活動にあまり真剣味が感じられないという。 こうした事情は中国系喫茶食堂でも同じで、ある業界団体幹部はマレーシア人従業員を雇用するのはほとんど不可能だと指摘。肉体的に辛い上に人に尊敬されない仕事だと国民に見なされて忌避される傾向にあると分析している。従業員が確保できない食堂は家族の手伝いなどで凌いでいるのが現状だという。
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