マレーシア政治・外交ニュース
【クアラルンプール】 党内対立が高まっていたマレーシア華人協会(MCA)は5日、チュア・ソイレック副党首らの役員辞任を受けて3月28日に出直し役員選挙を行なうことを決めた。開催が危ぶまれていた7日の年次総会は予定通り開催されたが、オン・ティーキアット党首は役員選への再出馬の可能性を示しており、事態がスムーズに解決に向かうかどうかはいまだ不透明だ。 中止するとの発表がなされていた6日の青年部と婦人部の2部会は、青年部は200人の有効出席者数にはるかに満たない87人のみにとどまり不成立となり、婦人部は350人が出席して一応成立したが、混乱のまま終了した。 7日の年次総会は、オン党首らに反旗をひるがえすリオウ・ティオンライ党首補らのグループ、そしてチュア副党首らのグループが欠席し、わずか25%の603人のみが出席して開催されるという異例の事態となった。恒例となっている与党連合・国民戦線(BN)で共闘する統一マレー国民組織(UMNO)党首であるナジブ首相のオブザーバー出席もなかった。 この中でオン党首は、「自分の地位の安泰だけを考えていたら党内に混乱を引き起こすことはなかっただろう」と述べ、私心からでなく党内改革に本気で取り組む意向だったことを示した上で、改革は続ける必要があると述べ、あと1年間は改革実現に向けて続投したい考えを示した。 ■出直し党首選は三つ巴の様相■ オン党首が続投の意向を示したことを受け、党首選は同氏とリオウ氏、チュア氏の三つ巴の争いになる可能性が高まってきた。これまでの動きの中で、オン党首派のほか、チュア副党首とコン・チョーハ党首補、リオウ氏とオン・カチュアン顧問(前書記長)の連繋の動きが浮上している。 7日の総会出席者はオン党首派とみなせるから、単独では再選に必要な960人にはほぼ遠い状況だが、これは昨年11月28日にリオウ氏が開催した全国支部代表を集めての「説明会」出席者とほぼ同数で、リオウ氏にとっても状況は同じ。チュア派及び無党派層の動きが焦点となってくるが、現時点ではチュア氏は自身が出馬するかどうか態度を明らかにしていない。
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