マレーシアニュース
【クアラルンプール】 中央銀行バンク・ネガラ(BNM)のゼティ・アクタル総裁は12日、テレビインタビューの中で、BNMは資産バブルを防ぎ、高リスク・高リターンの投資に人々が殺到することを防ぐため、今後さらに政策金利である翌日物政策金利(OPR)を引き上げる可能性があると述べた。BNMは4日、約1年ぶりにOPRの引き上げを発表、OPRは0.25ポイント引き上げ2.25%となった。またインフレについては、2010年は中程度で推移すると予想した。 同総裁は、金利を長期間低い状態に保っていると低い融資金利がずっと続くと先読みする人々が増え、結果、リスク計算の間違いが生じ資産バブルを招く可能性があると指摘。現在のところマレーシアにおいて資産バブルの兆候は見えないが、高イールド資産の売り上げは伸びつつあり、危険性が全くないとは言えないと説明した。今後BNMは経済回復の状態を見極めてOPR引き上げの是非を決定するという。次回の金融政策会議は5月に行われる。 先に行われたOPR上昇については、経済成長を大きく支えていると報告。インフレについては燃料・電力価格の値上げが予想されているものの、2010年中は問題にならないと予想した。現在のインフレ率2%については、「中程度」であり、まもなく3%に到達するという懸念については、現在インフレの原因を探っており、需要誘発性のインフレであれば金利引き締めの検討を行うと語った。1月の消費者物価指数は2009年平均上昇率0.6%に対し、やや高い前年比1.3%の上昇を記録している。 通貨リンギについては、OPR引き上げ後に既に2%値上がりし、アジア通貨の中で日本円に次ぐ最も活発な通貨となっていると評価。これはマレーシア経済基盤の強化が行われていることを示していると語った。今後市場がさらに活発化し、ヘッジ手段の状態がよければ通貨の国際取引に踏み切る予定だと述べた。
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