マレーシアニュース

過激派の浸透じわり、マレーシア国内大学における監視を強化へ
2010/06/17 12:36 JST配信

【クアラルンプール】 マレーシア政府は、イスラム教及び非イスラム教の武装組織がマレーシア国内で学生に各自のイデオロギーを広めようと画策しているとして、大学や国際諜報機関などと連携して実態把握及び拡大防止に務める方針だ。警察は先ごろ、学生を勧誘していたイスラム過激派組織のジェマ・イスラミア(JI)の外国人メンバー10人を逮捕したことを公表。スリランカ北部の分離独立を画策していたタミル人武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の幹部もマレーシアを隠れ蓑としていたことが以前、発覚している。
警察を管轄するヒシャムディン・フセイン内相は、過激派組織がマレーシアをメンバー勧誘の場としてのほか、資金取引や情報交換の拠点として利用していると指摘。メンバー勧誘の主要ターゲットはマレーシア国内の高等教育機関の学生だと述べ、治安組織や諜報機関と協力していく考えを示した。
ムサ・ハッサン警察長官は、他の学生にイデオロギーを広めようとしている2カ所の大学の学生を監視していることを公表。これらの学生には、マレーシア人のほか、中東やアフリカの学生もいるとした。
ムヒディン・ヤシン副首相は、警察長官が高等教育省や大学幹部と会って過激派の浸透を食い止める方法について意見交換する予定だと述べた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、6月16日、ベルナマ通信、6月15日)
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