マレーシア経済ニュース
【クチン】 コショウ市場は高い需要と生産の低下の影響を受け、高値を記録している。現在黒コショウは昨年より約12%高値となる、1トン当たり1万500リンギで取引されている。 マレーシアコショウ委員会(MPB)のグルンシン・アヨム委員長は、値上がりは世界需要が10%ほど高まっていることと、病気やその他の要因により世界的な生産高が10%ほど減少していることが影響していると指摘。特に中東からの断食月(ラマダン)前の強い需要があり、日本、中国、米国からの需要も大きいと語った。 中国は海南地方で年間2万−2万5,000トンのコショウ生産が行われているが、2009年はマレーシアから1万8,000トン近くを輸入している。日本は年間6,000トンほどを輸入しているが、そのうち60%をマレーシア産が占めている。国際コショウコミュニティ(IPC)は、今年の世界コショウ消費は前年比10%増の32万トンになると予想している。 世界最大のコショウ生産国はベトナムで、世界生産・輸出量の30%を担っている。インドがそれに続き、マレーシアは生産6位、輸出は第5位となっている。 黒コショウの価格は2009年初は1トン当たり6,500リンギだったが値上がりを続け、12月には9,400リンギに達している。これに対し白コショウの価格はあまり動いておらず、2009年の最低価格は1万1,300リンギ、現在は1万6,000リンギ程度で推移している。 コショウは1999年に最高値を記録し、黒コショウは1万6,000リンギ、白コショウは2万8,000リンギとなった。国内ではサラワク州が生産の95%を占めており、1−4月は3,940トンを輸出した。マレーシアの2009年のコショウ総輸出量は1万3,000トンとなった。
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