マレーシアニュース
【クアラルンプール】 海洋公園局は21日、水温上昇によりサンゴの白化現象が急激に進んでいることを受けて、マレーシア半島部の主要ダイビング・スポットを一時閉鎖すると発表した。観光業への影響は少ないとみられる。 対象となるのはケダ、トレンガヌ、パハン各州にある海洋公園及び沖合の島々にある合計12のダイビング・スポットで、サンゴの回復を待つためにスキューバダイビング及びシュノーケリング客の立ち入りが、10月末まで3カ月の期限付きで禁止される。これらの12のスポットでは、これら区域では、60—90%のサンゴが被害を受けているという。ダイバーに人気のティオマン島、レダン島、ランカウイ及び沖合のパヤ島の一部ポイントが含まれている。 ただケダ、トレンガヌ、パハンの3州には合計31カ所の海洋公園、83カ所のダイビング・スポットがある。このため立ち入り禁止区域に指定されていない61のスポットでのダイビングは可能だという。半島部の海洋公園には年間50万人の観光客が訪れている。 白化はサンゴと共生する褐虫藻が失われることで起きる。光合成ができなくなるために十分な栄養が得られなくなり、これが続けばサンゴも死滅する。サンゴの生育には摂氏28—29度の水温が適温とされており、2度の水温上昇が4週間続けば成長が止まり、8週間続けば死滅するという。半島部では水温が上昇するエルニーニョ現象の発生により、1998年と2006年にもサンゴが大きな被害を受けている。
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