マレーシアニュース
【ジョージタウン】 高等裁判所は4日、幼少時に両親がイスラム教に改宗した際に自分も強制的に改宗させられたと訴え、改宗を無効であると主張、ヒンドゥー教に戻すことを要求している女性に対し、改宗は合法だとし訴えを棄却する判決を下した。その上で、改宗の有効性はシャリア(イスラム法廷)のみが決めることができるとの判断を示した。 訴えを起こしていたのはS.バンガルマさん(28、イスラム名:シティ・ハスナ・バンガルマ・アブドラ)。バンガルマさんは1歳3カ月のときに両親がイスラム教に改宗、5人の兄弟とともにイスラム教に改宗させられた。その後ヒンドゥー系孤児院で育てられ、ヒンドゥー教徒の夫と結婚した。同氏は改宗は無効であるとし、マレーシア・イスラム教徒福祉機構(PERKIM)会長であるマハティール元首相を始め、ペナン・イスラム教評議会やジョージタウン宗教裁判官などを訴えていた。 判決によると、PERKIMは1983年に同氏の両親と兄弟がイスラム教に改宗したことを十分に証明する文書を裁判所に提出しているとして、改宗は有効だとした。子供の改宗に関しては、18歳以下の子供の宗教を両親が定めることは一般的な両親の権利だと認定、同氏がヒンドゥー系の孤児院に預けられたことは宗教の変更に関係ないとした。 バンガルマさんは、自分は生まれたときから死ぬまでヒンドゥー教徒だと宣言、判決を不服とし上告すると述べた。
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