マレーシアニュース
【ジョホールバル】 15日に外国人労働者の病死をめぐる会社に対する抗議騒ぎのあったジョホール州テブラウ工業団地にある電子メーカーの工場で16日、抗議活動が賃上げを含む待遇改善要求へとエスカレート。5,000人の外国人労働者が出勤を拒んで宿舎に陣取り、物を投げたり宿舎や事務所の備品などを破壊したりした。 午前7時ごろに集まり始めた外国人労働者らは前日に続いて、ネパール人労働者の病死に絡む会社側の対応を批判した上で、▽死亡した外国人労働者の家族ヘの慰謝料2万5,000リンギ支給▽工場や宿舎での安全管理強化▽宿舎内に24時間営業の診療所設置▽救急車の常備▽健康診断で不合格の労働者の帰国——を要求。さらには▽賃金の420リンギから546リンギへの引き上げ▽現在1日12時間労働で2時間分のみの支給となっている残業手当の正当な支給▽人頭税を給与から差し引くことの廃止——といった賃金面での要求を掲げた。 宿舎周辺には警官隊が配備されて警戒にあたったが大きな衝突はなく、労働者側は午後5時過ぎに解散した。 15日早朝に病死した労働者について、同僚の外国人労働者が「会社側がすぐに病院に搬送しなかったため手遅れになった」として抗議活動を開始したのが事の発端。会社側は、死んだ労働者が病気を隠しぎりぎりまで連絡をしなかったためだと説明していた。労働者は搬送中の救急車内で死亡した。労働者側は、病気が悪化した段階で会社側に通報してから救急車が来るまで2時間も待たされたと主張し、対立している。
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