マレーシア政治・外交ニュース
【ジャカルタ】 インドネシアの国粋主義者グループ、ベンテン・デモクラシ・ラクヤット(ベンデラ)が、先ごろマレーシア当局がインドネシアの漁業局職員3人を拘束したことに反発、25日から首都ジャカルタでマレーシア人一掃キャンペーンを実施すると予告しており、新たな両国間の対立の火種となっている。インドネシア当局は、過激な活動が起こらないよう統制していると強調しているが、同国在住のマレーシア人の間で不安が広がっている。 発端は8月13日にジョホール州ペンゲラン沖で操業していたマレーシア漁民を、インドネシア漁業局が領海侵犯だとして拿捕したことで、この直後にマレーシア当局が連行される漁船を追跡し、インドネシア漁業局職員3人を拘束した。事を荒立てたくない両国は外相が緊急会談して早期決着することで合意、17日に両国がそれぞれ拘束者を釈放していた。 ベンデラはマレーシア当局によるインドネシア人海事局員の拘束はインドネシアの主権を踏みにじるものだと主張。双方が拘束者を釈放した後も連日のようにジャカルタのマレーシア大使館前に集まって抗議デモを開催し、23日にはマレーシア国旗を踏みにじったり人糞を投げつけるなどして当局によって3人が逮捕された。 ベンデラは昨年も領海問題やバリ舞踊問題を受けて反マレーシア運動を繰り広げ、マレーシア大使館を包囲したり「マレーシア進攻」を宣言するなど過激な行為を行なっていた。
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