マレーシアニュース
【クアラルンプール】 全国銀行員労働組合(NUBE)と国内銀行は、退職年齢を現在の55歳から60歳に引上げることで合意した。NUBEのJ. ソロモン書記長が英字紙「ザ・ニュー・ストレーツ・タイムズ」に対して明らかにした。NUBEは8月初旬、マレーシア商業銀行協会(MCBA)との間で退職年齢の引き上げを含む労働協約(CA)を締結している。 退職年齢の引き上げに関する法的な規定変更はないため、退職年齢引き上げの導入時期はそれぞれの銀行の判断に任せられる。国内銀行9行の従業員数は7万人で、うち4万人が労働組合に参加している。 マラヤン・バンキング(メイバンク)は先ごろ、管理職の退職年齢をこれまでの定年55歳から57歳に引き上げた。 ソロモン書記長によると、退職年齢の延長は晩婚化が進むにつれ、従業員が55歳の退職年齢になった際でも子供が金銭的に自立していない場合が多いことだという。S.スブラマニアム人的資源相はメイバンクの管理職退職年齢引き上げに関して、職務経験のある従業員を55歳で退職させることで、有能な人材を失うことに繋がるとして歓迎の意を示し、他の銀行も後に続くことを望むと述べた。 マレーシア労働組合会議(MTUC)のサイド・シャヒル・サイド・モハムド会長は、退職年齢の引き上げは長年の課題であるとコメント。希望者のみが退職年齢延長を行うことができるようにすべきだとしたうえで、4年前に政府に対して60歳までの退職年齢引き上げを求める覚書を提出したと明らかにした。また、シンガポールの退職年齢は62歳、ラオスは60歳だとし、55歳での退職は若すぎるとの考えを示した。
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