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過激な反マレーシアデモ、印尼国内からも批判の声
2010/08/31 12:53 JST配信

【クアラルンプール】 インドネシアで国粋主義者グループが過激な反マレーシア活動を続けていることについて、インドネシアの政治家や主要メディア、ブロガーなどからも非難の声が上がり始めている。国粋主義への嫌悪感のほか、両国関係をこれ以上こじれさせたくないとの意向が働いているとみられる。
英字紙「ジャカルタ・ポスト」は8月29日、国粋主義者グループ、ベンテン・デモクラシ・ラクヤット(ベンデラ国民民主主義)がジャカルタのマレーシア大使館で抗議デモを繰り広げ人糞を投げたりしたことについて、マルズキ・アリー下院議長があきらかに行き過ぎであり、デモを非難するマレーシア政府を支持すると言明したと報じた。マルズキ下院議長はまた、マレーシア人の排除を叫んでいるベンデラを「両国関係改善に向けて悪い環境をつくるもの」と批判した。
ただ「リパブリカ」が8月23日に実施したアンケートでは、回答者の72.91%がマレーシアについて、豪州やシンガポール、ブルネイ、フィリピンなど他の国境を接する国と比べて「フレンドリーさに欠ける」と回答するなど、国民の対マレーシア感情が良好とは言えない状況には変わりはない。インドネシア人の出稼ぎ労働者への差別的な待遇、たびたび発生している国境紛争などを通じマレーシアへの不満がくすぶっている。
今回の反マレーシア騒動の発端は8月13日にジョホール州ペンゲラン沖で操業していたマレーシア漁民をインドネシア漁業局が領海侵犯だとして拿捕し、この直後にマレーシア当局が報復としてインドネシア漁業局職員3人を拘束した事件。ベンデラはマレーシア当局の行為をインドネシアの主権を侵害するものだと主張、マレーシア側に謝罪を求めていた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、8月30日)
関連カテゴリ:三面・事件,政治・外交
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