マレーシア経済ニュース
【セパン】 クアラルンプール新国際空港(KLIA)で8月30日、ナジブ・ラザク首相の臨席の元で、新たな格安航空ターミナル(LCCT)の起工式が行われた。「KLIA2」と名付けられた新ターミナルは、ターミナルビルの他、新たな滑走路も建設するなど当初の計画を大きく上回るものになり、当初2011年中に予定されていた完成時期は2012年4月にずれ込む見通しだ。これにともない建設費も当初予定していた20億リンギを上回るとみられる。 空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)のバシル・アハマド社長によると、KLIA2はメインターミナルから2キロメートルに位置し、現在のLCCTの処理能力の2倍にあたる年間3,000万人の能力を持つ。主要ユーザーであるエアアジアの意見を入れて面積を当初の計画の15万平方メートルから24万2,000平方メートルに拡大、搭乗ゲートも68カ所に増やす。 MAHBは現在のLCCTターミナルにないボーディングブリッジ(搭乗橋)をKLIA2に設置したい考えで、利用の如何については航空会社に選択させる方針。利用料金は1回(到着もしくは出発)につき85リンギで、200人乗りの機材の場合は乗客1人当たり42.5センの負担増となる。当初はボーディングブリッジ使用に難色を示していたエアアジアは、25分という離発着時間(ターンアラウンドタイム)が可能であるとの条件付きで容認する考えだ。 KLIA2完成にともない、KL市内とメインターミナルを結んでいる高速鉄道、エクスプレス・レールリンク(ERL)についても、新LCCTまで延長する計画が進行している。
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