マレーシア経済ニュース
【クアラルンプール】 国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、BPがマレーシアで保有している化学関連事業資産を買収する方針だ。買収するのはエチレン・マレーシア(EMSB)の株式1%とポリエチレン・マレーシア(PEMSB)の60%で、買収総額は3億6,300万米ドル(12億リンギ)。 ペトロナスによると、今回の資産売却は1,300万米ドル(4,200万リンギ)のバランスシート調整、5,300万米ドル(1億7,000万リンギ)の株主からの借り入れ返済も含んでおり、年内に手続きが完了する見通しだ。ペトロナスはBPの資産取得により域内のオレフィン・ポリオレフィン事業でのプレゼンス強化を図る。 トレンガヌ州ケルティのペトロナス石油産業コンプレックスにおいて、EMSBはエチレンプラント、PEMSBはポリエチレンプラントを所有しており、ペトロナスが運営している。エチレンプラントの生産能力は年間40万トン、ポリエチレンプラントの生産能力は年間30万トン。EMSBへの現在の出資比率は▽ペトロナス(72.5%)▽BP(15%)▽出光(12.5%)−−。PEMSBへの出資比率はBPが60%、ペトロナスが40%となっている。 BPはメキシコ湾における原油流出事故の賠償費用を賄うため、今後18カ月で300億米ドル規模の資産売却を進める方針と見られている。
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