マレーシアニュース
【クアラルンプール】 第10次マレーシア計画(10MP、対象期間:2011-2015年)の詳細発表が遅れており、経済界からは経済成長への影響を懸念する声も上がっている。ノル・モハマド・ヤコップ首相府相は、改めて10月に発表すると宣言。これまでのマレーシア計画と違って2年ごとの発表となるため、今回は2011−2012年の分の発表となるという。 政府は当初10MPの詳細を8月末に発表するとしており、民主行動党(DAP)のリウ・チントン議員は政府がわざと遅らせて詳細発表を避けていると批判しており、ノル大臣はそうした意図はないと反論している。 エコノミストらは、国内・海外経済成長が停滞に入りつつあることを懸念、10MPで発表されるプロジェクトの迅速な実行に期待している。中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は2日、世界的に経済成長が鈍化して来つつあると指摘、先進国では大きな減速が見られ、域内ではやや影響が見られると発表している。 エコノミストらは、今年第2四半期(4−6月)に国内消費の減速を予想している。経済減速を食い止める対策が求められるが、政府はこれ以上財政赤字を拡大させることは避けるとみられ、新しい経済刺激策導入はないとみられている。こうした点から、エコノミストらはこれまでに打ち出した経済刺激策を繰り上げ実行し、10MPについても迅速に実施する必要があると指摘している。 具体的には、大量高速輸送(MRT)プロジェクトの開始を早めること、国家主要経済領域(NKEA)の中の経済変革プログラム(ETP)の迅速な発表、実行が期待されるという。
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