マレーシア三面・事件ニュース

野生動物密輸シンジートのボスに禁固刑6カ月の判決、軽すぎるとの指摘も
2010/09/08 18:29 JST配信

【クアラルンプール】 野生動物密輸シンジケートのボス、アンソン・ウォン被告(52)がヘビ95匹などを許可なしに国外に密輸出しようとした罪で禁固6カ月、19万リンギの罰金刑を受けた。同被告は罪を認めており、13日に収監される見込みだ。
ペナン出身の同被告は米国でも有罪判決を受けた前歴があり、「リザード・キング」として知られている。2001年には野生動物の密輸罪で有罪判決を受け、71カ月の禁固刑、6万米ドル(18万7,000リンギ)の罰金刑を科されている。
ウォン被告は8月26日にペナンからインドネシアのジャカルタに向かっていたところ、経由地のクアラルンプール国際空港(KLIA)で拘束された。ベルトコンベヤーの上で破損したスーツケースの中には大型のヘビ、ボア・コンストリクター95匹、ニシキクサリヘビ2匹、マタマタ1匹が入っていた。
マレーシアの法律ではヘビなどの野生動物の密輸罪は1匹に付き最大7年の禁固刑または10万リンギ、最大100万リンギの罰金またはその両方が科される。
野生動物の貿易監視組織のトラフィックは声明の中でウォン被告への刑が軽すぎると指摘、マレーシア政府が野生動物の密輸取り締まりに消極的であることの表れだと遺憾の意を示した。そのうえで、マレーシアが野生動物の違法取引のハブであるとの不名誉な名声をなくすため当局は親権に取り組むべきだと指摘した。
ダグラス・ウガー・エンバス天然資源環境相は、ウォン被告への刑は軽すぎるとの見解を示し、非政府組織(NGO)などと野生動物の不法取引の取り締まり強化に努めると述べた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、9月7日、ベルナマ通信、9月6日)
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