マレーシア政治・外交ニュース
【クアラルンプール】 12日付で退任するムサ・ハッサン警察長官が先ごろ記者会見で警察に対して第三者からの圧力があったと発言したことについて、ヒシャムディン・フセイン内務相はそうしたことがあったことは一切関知していないと否定した。 警察を管轄するヒシャムディン内務相は英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」に対し、ムサ長官の言うような警察への圧力があったという話は知らないし、ムサ長官からそうした訴えがもたらされることもなかったと述べ、ムサ長官の発言に驚きを表明。自分は警察と内務省の関係は良好だと思っており、多くが両者の関係は最高レベルにあると言っていると述べた。またムサ長官の任期を延長しなかったことについては、デモ弾圧や国内治安維持法(ISA)による一連の逮捕を批判する人権団体や野党の圧力を受けてのものとの見方を否定。いかなる組織でもトップの交代は避けることはできないと述べ、通常の交代人事の一環であることを強調した。 ムサ長官は6日に行われた退任の記者会見の中で、9月1日の記者会見直前まで任期が延長されないことを知らされなかったと主張。自身が警察力の回復に向けた5年計画を立てていたものの、48%しか達成できなかったと無念さをにじませた。第三者の介入については、警察上層部の頭越しに下級警察官に指示があったとし、警察のイメージを傷つけるものだったと批判した。 ムサ長官とヒシャムディン内務相の関係については、かねてからぎくしゃくしていると噂されていた。
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