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民主主義集会で国旗変更要求?支持者の行為が波紋

2012年09月04日 09:05 JST配信

【クアラルンプール】 独立記念日「ムルデカ・デー」の前夜に野党や民主化団体がクアラルンプール(KL)で開催した「民主主義の約束」集会で、一部の参加者がナジブ・ラザク首相の写真を踏みつけたりマレーシア国旗の変更を要求していたとされ、波紋を呼んでいる。

集会は1万人ほどが参加して8月31日の午後9時半ごろからムルデカ広場周辺で行われたが、参加者が4月28日の「Bersih3.0」集会ほどの規模にならず、また秩序だっていた上、警察当局の封じ込めもあって大きな混乱は無かった。しかし参加者の一部がナジブ首相の写真を踏みつけている様子や現行の国旗「ジャルル・ゲミラン」の代わりにシンガポール国旗に良く似た赤白2色の旗を掲げている映像などが動画サイトに流出した。

政府への抗議活動は度々行われるもののトップ政治家個人の写真を踏んだり、国民統合の象徴である国旗の変更を求めるといった行為は異例で、ヒシャムディン・フセイン内務相はこうした誹謗行為を行った者に対して法的措置をとると警告した。また与党系の各紙は、集会を主導した野党が背後にいるとの見解から「国旗を政治の道具に使うべきでない」といった識者らの批判の声を掲載した。

一部の者が掲げたのは英国からの独立運動が盛んな時代に左翼系政治結社が使っていたとされるもので、この旗を掲げた者らは「現行の国旗を変更する意図はなかった」とブログの中で釈明している。

一方、集会に関与していた野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相や民主行動党(DAP)のリム・キッシャン顧問も、こうした一部の者の行動と野党とは何の関わりもないと説明している。

(中国報、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、8月31—9月3日)

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