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教育改革を発表、英語やITなど11項目 2025年までに質の向上図る

2012年09月13日 06:11 JST配信

【クアラルンプール】 連邦政府は11日、教育改革を目指すための「2013−2025年マレーシア教育改革計画」を発表した。

教育内容の改革により、知識や思考能力、リーダーシップスキル、バイリンガル能力、倫理、精神性、国家のアイデンティティを全ての生徒が持つことができるようにする。

教育改革の内容は11の項目に渡る。改革内容は▽国際的な基準に沿った質の高い教育に全ての国民がアクセスすることができるようにする▽マレー語と英語両方の能力を高める▽価値を追い求めるマレーシア人を教育する▽教育者という職業の魅力を高める▽全ての学校でスクール・リーダーを決める▽州・地区レベルで学校のニーズに合わせた改革を行う▽情報通信技術(ICT)を活用する▽保護者やコミュニティ、民間セクターとも協力し合う▽教育費に見合った教育を提供する▽透明性を高める−−。

具体的には、▽小学校教育の開始年齢を7歳から6歳に引き下げる▽義務教育の年数を6年から11年に延長する▽優秀な生徒を対象に飛び級制度を導入する▽2017年に、小学校および中等学校のカリキュラムの見直しを行う▽民族学校を含めた全ての小学校でのマレー語教育を統一し、マレー語のレベルが低い生徒を対象とした予備学級である移行学級(リムーブ・クラス)制度を廃止する−−。

ナジブ・ラザク首相は計画発表の会見において、教育改革により全ての子供達が自分のポテンシャルに気づきそれを将来に活かすことのできるような教育を行うべきとコメント。政治家は教育を政治利用することをやめるべきとの考えを示した。

ムヒディン・ヤシン副首相兼教育相は、教育改革計画について、国内外の専門家による特別委員会を立ち上げて向こう13年間で3つのステージに分けて改革を実施するとコメントした。第1ステージ(2012−2015年)ではコア・スキルに注力し、教師への支援を行う。第2ステージ(2016−2020年)では改革後のシステムの改善を図る。第3ステージ(2021−2025年)ではフレキシブルな教育改革の実施を行う。

カリキュラムの見直しに次いで、道徳教育の改革も行い、宗教の枠を超えたユニバーサルなモラル・バリューの教育を非イスラム教徒の生徒に対しても行う。

(ザ・サン、ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、エッジ・マレーシア、9月12日)

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