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政府予算案は貧富の格差を拡大=アンワル元副首相

2012年10月03日 15:31 JST配信

【クアラルンプール】 野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相は1日の予算案審議の中で、与党連合・国民戦線(BN)政府が発表した来年度予算案が貧富の差を是正するどころかむしろ貧富の差を拡大させかねないと批判した。

アンワル氏は調査結果を引用し、全世帯のうち44.2%の収入が2,500リンギ以下で、経済繁栄の恩恵のわずか14%しか享受できていない一方、20%の富裕層が富の50%を支配していると指摘。国民の世帯収入が相変わらず低いままである一方で、貧富の差が広がっていることを様々な分析結果が示しているとし、これは経済成長やBN政府が打ち出した高所得国化のための経済変革プログラム(ETP)などの様々な開発プロジェクトが大多数の人々の利益になっていないことを意味していると批判した。

またアンワル氏は、政府案の予算規模が前年を216億リンギ、率にして9.4%上回っていることを指摘。公務員の賃金引き上げのほか、政府調達額が15億リンギも上回っている点を突いて、財政が逼迫しているにも関わらずムダな支出を続けていると批判した。

その上で、PRが政権を獲得した際には、政府のムダや汚職を無くして均衡予算が実現できると強調。富の分配を公平にすることで、最終的には世帯収入を最低4,000リンギに引き上げることも可能だと述べた。

(星洲日報、中国報、10月2日、マレーシアン・インサイダー、10月1日)

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