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比政府とイスラム組織が和平合意、マレーシアが仲介

2012年10月08日 20:53 JST配信

【クアラルンプール】 フィリピン政府と分離独立を求める反政府武装勢力、「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)が6日、クアラルンプール(KL)で和平枠組み合意に署名した。40年にわたって続き15万人が死亡したとされるフィリピン国内紛争が完全終結に向けて大きく一歩踏み出した。

ミンダナオ島のイスラム教徒自治区(ARMM)の拡大や2016年までの新自治政府「バンサモロ」への移行などが盛り込まれた。

今月2日からKLで行われてきた第32回会合で合意に至った。イスラム国であるマレーシアが両者の間で仲介役を果たしてきた。今月15日にマニラでフィリピンのベニグノ・アキノ大統領とMILFのムラド・エブラヒム議長が出席し正式署名が行われる模様。マレーシアのナジブ・ラザク首相が立ち会う。「バンサモロ」への移行に向け、2015年までに15人のメンバーからなる移行委員会が設置される。移行委員会が必要な法律の制定などを行う。

フィリピン政府と「モロ民族解放戦線」(MNLF)が1996年に和平合意に至った後は、MNLFから分派したMILFが主要な反政府組織として闘争を続けていたが、1997年から政府との和平交渉を開始していた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、10月8日)

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