ホーム > 社会・生活, 経済 > 最低賃金導入に向け製造業者で人員削減進む 8月には4,609人を削減 

最低賃金導入に向け製造業者で人員削減進む 8月には4,609人を削減 

2012年10月13日 09:51 JST配信

【クアラルンプール】 RHBリサーチ・インスティチュートは11日発表したリポートの中で、マレーシアの製造業者が世界経済の不透明な状況や来年の最低賃金制度導入を理由に、労働者の削減を進めていると指摘した。

リポートによると、製造業者は売り上げ減少などを受けて8月に4,609人の労働者を削減した。7月には441人が新たに雇用されていたという。7月のマレーシアの失業率は3.1%で、全国で200万人の外国人労働者が雇用されたと見られている。

RHBリサーチは、今後の経済状況の悪化でより多くの労働者が解雇される可能性もあると指摘した。最低賃金制度導入の賛成派は、事業や製造業者の効率アップにつながり、ハイテクに投資することや技術訓練への投資が増えることでバリューチェーンが向上すると指摘している。一方で反対派の意見には、労働者の生産性に合わせた賃金が支払われるべきで、賃金は市場の状況に合わせて設定されるべきとの声がある。

RHBは実質国内総生産(GDP)が今年第3四半期には前年同期比4.6%の増加となると予想。経済回廊プロジェクトなどの開発プログラムの実施が成長を下支えすると指摘。不透明な世界経済の状況は今後徐々に改善し、マレーシアの輸出部門にも好影響を及ぼすと予想した。

アジア開発銀行(ADB)は今年のマレーシアの経済成長は4.6%と予想、来年は4.8%の成長を予想している。

(マレーシアン・インサイダー、10月12日)

関連カテゴリ: 社会・生活, 経済

このサイトに掲載されている記事はアジアインフォネットが提供しております。