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今年の経済成長予想を5.1%に上方修正 来年も5.6%にアップ=MIER

2012年12月06日 06:10 JST配信

【クアラルンプール】 独立系シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は、2012年通年の国内総生産(GDP)成長予想を4.9%から5.1%に上方修正、来年についても5.4%から5.6%に引き上げた。

「国家経済アウトルック会議2013-2014」に出席したザカリア・アブドル・ラシド理事は、内需が引き続き好調を維持するとみられ、内需が外需の低迷を相殺すると分析。6%の経済成長を達成するにはユーロ危機が回避され、世界経済の牽引役である中国の持続的成長が欠かせないが、下振れリスクとしては▽米国の「財政の崖」▽ユーロ問題の継続▽中国経済のさらなる減速▽内需や民間投資の減速——を挙げた。

また物価上昇率については当面1.7%前後で推移するが、来年は2.5%程度まで上昇すると予想した。対GDP比率で52%となっている財政赤字については、政府が55%以下としているものの懸念が残ると指摘。ただし日本と同様に債務のほとんどが対内債務であり対外債務比率は5%以下だとした。

さらに次期総選挙を念頭に、石油ガスに依存しない財務体質への改革や過度の規制撤廃、競争力ある法整備を進めるには強力な政治判断が必要だとして、与党連合・国民戦線(BN)が勝利すれば改革が進むだろうと分析した。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、12月5日、ベルナマ通信、12月4日)

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