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選挙報道、与党に偏る傾向が顕著 野党に対しては否定的記事が多数=共同調査

2013年04月29日 20:07 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ノッティンガム大学マレーシア校社会科学系が独立したジャーナリズムのためのセンター(CIJ)と共同で行なった総選挙報道に関する調査で、与党連合・国民戦線(BN)寄りの報道に偏っている実態が明らかになった。

同調査は、4月7日—15日にかけての26のメディアからのデータを元にまとめたもの。政治家別では、BN総裁を務めるナジブ・ラザク首相に関する記事が全体の30.43%を占め、2位の野党連合・人民同盟(PR)リーダー、アンワル・イブラヒム元副首相の12.63%を大きく引き離した。3位はPR幹部で民主行動党(DAP)顧問のリム・キッシャン元党首だった。政党別でみると、BN関連が50.67%、PR関連が45.52%となった。

政治家に対する記事のトーンでみると、否定的もしく攻撃的な内容の報道についてはアンワル氏に関するものが圧倒的に多く、それぞれ17%、25%に達した。2、3位も野党で、2位のリム・キッシャン氏はそれぞれ16.6%、7.2%、3位の汎マレーシア・イスラム党(PAS)のニック・アジズ氏(クランタン州首相)はそれぞれ13.1%、7.7%だった。

これとは反対に中立もしくは好意的な報道は、ナジブ首相がそれぞれ58.1%、31.0%と圧倒的多数を占めた。2位もBN側のマハティール元首相だった。3—5位は野党のリム・グアンエンDAP書記長(ペナン州首相)、リム・キッシャン氏、アンワル氏だった。

政党別に記事のトーンをみると、BNに関する報道では好意的が77.26%で、中立が51.11%、否定的が32.34%、攻撃的が25.84%だったが、PRに関する報道では、好意的は20.2%にとどまり、中立は45.04%、否定的が60.64%、攻撃的が71.5%にも達した。

■相手方非難の言動、BNが全体の68%■

相手方を非難する内容の記事比率が最も多かったのは、BNのムヒディン・ヤシン副首相で24.68%、次いでナジブ首相が21.34%と多かった。3位もマハティール元首相(18.47%)だった。野党はようやく4位にリム・キッシャン氏(13.85%)が顔を出した。

政党別でみると、相手方を非難する言動の記事はBN側が全体の67.68%を占め、PR側は27.07%にとどまった。別に記事のトーンをみると、BNに関する報道では好意的が77.26%で、中立が51.11%、否定的が32.34%、攻撃的が25.84%だったが、PRに関する報道では、好意的は20.2%にとどまり、中立は45.04%、否定的が60.64%、攻撃的が71.5%にも達した。

 

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