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アンワル氏無罪判決も早期総選挙実施の可能性

2012年01月12日 09:30 JST配信

【クアラルンプール】 野党連合・人民同盟(PR)のリーダーであるアンワル・イブラヒム元副首相(64)が同性愛事件で無罪判決を勝ち取ったことを受け、総選挙時期が遠のいたとの観測が流れる中、早期の総選挙実施は揺るがないとの見方も根強い。
アンワル氏のリーダーシップが揺るぎなくなってPRが勢いが強めている現時点において、総選挙に打って出るのは与党連合・国民戦線(BN)にとって得策ではないとの見方がある。一方、景気悪化が顕在化してきたのに加え、与党の党内事情がナジブ・ラザク首相に総選挙を遅らせることを許さない状況にあるという。
与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)のある幹部は、ナジブ首相は総選挙よりむしろ党内で不満が高まることを恐れているとし、経済が悪化する前に先手を打って 下期に予定されているUMNO党内選挙前の3—4月に行われるのではないかと予想している。
実際、アンワル氏が有罪になって野党側がさらなる同情票を勝ち取り、BNに悪玉レッテルが貼られることが最悪のシナリオだったとの見方も根強く、無罪判決が出たことで司法への政府関与の疑惑が薄れ、ナジブ首相が進めている様々な改革路線がまっとうであることを示すことにつながり、結果的にナジブ首相にプラスだったとの見方もある。
また政府が月収3千リンギ以下の世帯向けの500リンギの現金給付を始めたところでもあり、これらの効果が持続している間に総選挙に打って出るのが定石との意見もある。

マレーシアン・インサイダー、1月11日

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