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ジョホール沖埋立工事を一時停止 シンガポールの懸念受け

2014年06月24日 20:11 JST配信

【ジョホールバル】 ジョホール州沖における埋立工事に、隣接するシンガポールから環境汚染への懸念が出されている件で、ジョホール州環境局は、タンジョン・クパンにおける大型開発「フォレスト・シティ」の埋立工事を一時停止する命令を出した。

マレーシア外務省も、シンガポール外務省に対して国際法に基づいて進めることを約束した。

ジョホール州健康・環境委員会のアイユーブ・ラマット委員長によると、埋め立て工事の一時停止の解除に向けた交渉は、観光局とプロジェクトを協同で手掛ける中国系不動産デベロッパー、碧桂園控股有限公司(カントリー・ガーデン)とジョホール州の経済開発推進機関、クンプラン・プラサラナ・ラクヤット・ジョホール(KPRJ)との間で行うことになるという。環境局は、埋立工事の環境への影響を評価した調査結果の提出を待っている段階だ。

アイユーブ委員長によると、同プロジェクトの海岸沿いの埋立工事の面積は50ヘクタール以下であるため、法的には環境影響評価(EIA)の提出義務はない。一方で、「フォレスト・シティ」プロジェクトでは客室数80部屋のホテルが建設されることから、EIAが実施され当局に結果が提出されたという。

「フォレスト・シティ」の面積は49ヘクタールで、3月初頭に工事が開始。年内に完了する見込みとされていた。ところが、シンガポール政府からジョホール海峡を中心とした、全ての海岸沿いの開発計画に関する情報を求める公式な要請が連邦政府に寄せられた。環境保護団体からも埋立による環境への影響を懸念する声が出されていた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ストレーツ・タイムズ、6月24日)

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