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今年の経済成長は4—5%=中銀予想 輸出成長は3.2%にとどまる見込み

2012年03月22日 20:12 JST配信

【クアラルンプール】 中央銀行バンク・ネガラは21日に発表した2011年度版報告の中で、2012年の国内総生産(GDP)成長について、旺盛な内需に支えられるものの世界経済減速の影響から昨年をやや下回る4—5%にとどまるとの見通しを示した。昨年通年のGDP成長率は5.1%だった。
今年のセクター別では、製造業の成長率は、外需依存型の産業で予想される低迷を内需依存型の産業が補う形で、昨年の4.5%から3.9%にやや減速する見通し。近年の経済成長牽引役となっているサービス業も昨年の6.8%から5.1%に減速するものの、引き続き成長を後押しするとみられる。昨年3.5%成長にとどまった建設業は、相次ぐ大型インフラ計画の後押しを受けて6.6%に改善する見通し。5.7%のマイナス成長だった鉱業は、0.6%のプラス成長への回復がみこまれている。昨年パーム油と天然ゴムが大きな伸びを見せた農業は、昨年の5.6%から3.8%に減速する見通しだ。
また昨年8.7%となった輸出成長率については、今年は約半分の3.2%にとどまると見込み。通年の外国直接投資(FDI)の誘致額は、300億リンギに達すると予想される。
インフレ率は2.5—3.0%という低率にとどまる見通し。昨年対GDP比5%だった財政赤字は、4.7%に持ち直すとみられる。労働市場は、昨年3.1%だった失業率が今年は3.2%にやや上昇すると予想される。
中銀のゼティ・アクタル・アジズ総裁は、内需向け産業や推進中の経済改革プログラム(ETP)などに民間投資が支えられるとした上で、「国内需要は引き続き活発で、経済成長を維持する役割を担うだろう」とコメント。リスク要素として▽世界経済の減速▽主要輸出相手国の景気減速▽コモディティ価格高騰▽資金流動性の不安定化——を挙げた。

ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、3月22日、ベルナマ通信、3月21日、中銀発表資料

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