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次期総選挙、9月開催説が新たに浮上 首相外遊で6月は困難との見方

2012年03月27日 20:23 JST配信

【プトラジャヤ】 次期総選挙の実施時期についてナジブ・ラザク首相が再三にわたって時期が迫っていることをにおわす発言を行っていることから6月実施説が幅を効かせているが、ここに来て9月実施説が新たに浮上している。
まず9月説の支持者が指摘するのは、現政権には▽肉牛の肥育に当たるナショナル・フィードロット公社(NFC)の公金流用問題▽公務員賃金制度の見直し▽マレーシア航空(MAS)とエアアジアの株式持ち合いへの組合の反対▽豪ライナスのレアアース事業への地元民の反対▽フェルダ・グローバルの上場計画への入植者の反対——といった未解決の問題がひしめいているという点だ。
さらにナジブ首相のスケジュールに5月第2週の訪米日程が組まれていることも、6月総選挙の実施が難しいとみられる根拠として挙げられる。消息筋によると、ナジブ首相は米国に5日間ほど滞在する予定。米国から戻ってから数日の休暇をとると予想されるという。
なお与党連合・国民戦線(BN)のある幹部は、こうしたナジブ首相の訪米日程が選挙日程を隠すためのカモフラージュであるとの指摘が妥当かどうかは分からないとコメントした。
6月の総選挙実施には、他の問題も立ちはだかっている。まもなく4月だというのに、BN構成党の間での出馬選挙区の調整が済んでおらず、また候補者リストも完成していないという点だ。にも関わらずナジブ首相は3月31日から訪中の予定も入っている。
6月中の実施に間に合わなかった場合、7月はラマダン(断食月)に入り、8月はハリラヤ(断食月明け大祭、8月19—20日)と独立記念日(8月31日)のお祭りムードとなって選挙どころではない。あるアナリストは、ナジブ首相がこうしたお祭りムードを利用するだろうと指摘。9月後半になると今度はハジ(巡礼)シーズンに突入し、国会では来年度予算案審議が行われることから、9月の第1週の可能性が高いと指摘している。

ザ・スター、3月27日

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