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下院1票格差、農村部と都市部で6倍に 選挙監視組織が指摘

2012年04月26日 06:10 JST配信

【ペタリンジャヤ】 選挙監視の民間組織、「ティンダック(行動)・マレーシア」のPYウォン氏は、選挙委員会(EC)が定めている現状の選挙区分では1票の格差が農村部と都市部で平均6倍に達しているとし、農村部で強い与党連合・国民戦線(BN)に有利になっていると指摘した。
同組織の創立者であるウォン氏によると、2008年の前回総選挙でBNが獲得した下院139議席中、112議席は人口の少ない農村選挙区であり、得票数ではわずか18.9%に過ぎない。得票数が少数である議席の50.4%をBNが獲得したことに問題の本質があるという。例えばプトラジャヤ選挙区ではBN候補者はわずか6,008票で議席を獲得したが、カパール選挙区では野党・人民正義党(PKR)候補者が11万2,000票で当選した。これについてウォン氏は、BN政府によるゲリマンダー(選挙区分を自派に有利に操作すること)行為にほかならないと指摘している。
選挙アナリストのウォン・チンフアット氏によると、全部で222議席ある下院の半数にあたる112の選挙区が有権者登録人口全体のわずか33.8%を代表している状況。同氏はBNによる過去の憲法改正により1票格差問題が棚上げされたと指摘している。
選挙改革を求める民間組織「BERSIH(クリーン)2.0」によると、2004年の総選挙ではBNが90.9%の議席を獲得したが、得票数は63.9%にとどまったという。

マレーシアン・インサイダー、4月25日

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