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次期総選挙、10月以降との見方広がる 9月末の予算案発表予定受け

2012年05月31日 06:49 JST配信

【クアラルンプール】 ナジブ・ラザク首相が2013年度予算案の発表を例年より早い9月28日に行うと発表したことを受け、政治アナリストの間ではラマダン(断食月)前の次期総選挙実施の可能性が遠のいたとの見方が広がっている。これまではナジブ首相の言動から6月末もしくは7月初頭の議会解散との見方が強かった。下院議会の次回の会期は6月28日までとなっている。
かつては予算案発表直後の議会解散はないというのが常識だったが、1999年に当時のマハティール・モハマド首相が予算案審議の最中に議会を解散したことで見方が一転した。この年、マハティール元首相は10月15日に予算案を議会に提出したが、11月11日に議会を解散。同月29日に総選挙が行われ、マハティール新内閣は総選挙後に改めて予算案を議会に提出した。この年はラマダンは12月だった。
今年のラマダンは7月20日頃に始まる。8月はハリラヤ(断食月明け大祭、8月19—20日)と独立記念日(8月31日)の祭事シーズンに突入するので選挙の実施は無理。ハリラヤが過ぎると今度はメッカ巡礼シーズンが始まるので、これも大勢のイスラム教徒が移動するのでマレー人母体の政党にとって選挙には不向きの時期となる。
マレーシア国民大学(UKM)のサムスル・アダビ助教授は、公務員へのボーナスなど国民への恩恵を盛り込んだ予算案発表の直後が政権にとって最適な時期だとし、10月の総選挙実施が濃厚との見方を示した。またマラ工科大学のシャハルディン・バダルディン助教授は、10月もしくは11月の開催の可能性が高いとの見方を示した。

ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、5月30日

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