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穏健派のエッセイ集が禁止処分に、運動家らが反発

2017年08月12日 07:47 JST配信

【クアラルンプール=マレーシア BIZ ナビ】 イスラム保守化への懸念が強まる中、穏健なイスラム主義を訴えるグループによるエッセイ集が「公序良俗に反し、世論や公共の利益に反する可能性が高い」との理由で当局より所持禁止処分となり、ムスリムを含む多くのマレーシア人活動家や作家が反発している。違反すると3年以下の禁固刑が科される。発禁となったのはシンガポールで発行された「沈黙を破る:イスラム穏健派の声ム憲法上の民主主義の下で」と題された本。国を憂うマレー人有識者で構成されるグループ「G25」が企画し、元駐オランダ大使や憲法学者ら複数の有識者によって執筆された。「マレーシア活動家の連帯」(ガブンガン・ベルティンダク・マレーシア=GBM)は、命令書に署名したザヒド副首相に対し、「実際に読んだことを証明し、どこが問題なのか示すべき」と指摘。自身の書評をただちに公開するよう要求した。著者の一人であるチャンドラ・ムザファル氏は、政府のイスラムに対する権威主義的アプローチを示していると指摘。マハティール・モハマド元首相の娘で活動家であるマリーナ・マハティール氏は、「違う意見を持つ者をすべて黙らせようとしている」と批判した。

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