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歴史的漢字の看板の撤去命令、一転して撤回&保護へ

2018年09月13日 07:02 JST配信

【ムアル=マレーシアBIZナビ】 ジョホール州ムアル地区議会(MPM)が華人経営店舗の漢字で書かれた大看板の撤去を命じていた問題は、反発を受けたMPM側が一転して命令を撤回することで決着した。

 問題の発端は4日、ムアル旧市街ジャラン・シシにある華人が昔から経営している店舗をMPM職員が訪れて「広告条例違反」を理由に中国語の大看板の撤去を求める通知を手渡したこと。2週間以内に看板は撤去、屋号を示した柱のレリーフは削り取るように命じ、違反すれば罰金2,000リンギ、禁固2年以下の罰則が科されると書かれていた。

 地元の老舗である創業90年の金物店「合益五金店」や創業60年の歯科医「郭国順歯科」、創業50年の漢方薬店「永和堂薬行」もターゲットとなったことで、「歴史文化の破壊」、「華人をターゲットにした人種差別」といった批判の声が高まった。「合益五金店」の場合は、確かに「CHOP HUP AIK」という登録上の名称を記した看板より、漢字の「合益五金店」が目立っている。

 批判を受けたMPMの対応は素早く、柱のレリーフのような歴史的看板は永久保存すると180度方針転換。判別のためのQRコードを付与するなどし、関係各所と準備を開始するとしている。

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