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ドリアン農園乱開発、トラが生存の危機に

2018年11月03日 07:07 JST配信

【ラウブ=マレーシアBIZナビ】 パハン州ラウブ郡の森林がドリアン農園拡大のために開発が進められており、希少動物であるトラが生存の危機に直面している。

 英紙「ザ・ガーディアン」によると、ラウブはシンガポール人や中国人観光客が「ドリアン・ツアー」で訪れる人気スポットとなっており、マレーシアのトップ品種「ムサン・キング(猫山王)」の農園開発が急ピッチで進んでいる。

 「猫山王」は海外でも人気で、輸出も活発に進められている。ドリアンの輸出額は年率26%にも達している。フル・センパンでは1,213ヘクタールの森林がパハン州関連会社の「政府秘書会社」によって伐採される見通しだという。

 世界自然保護基金(WWF)マレーシアのシティ・ズライダ氏はこの地域がトラの生息が有望視されている場所であり、トラの保護区にも隣接していると指摘。「土地開発は森林を孤立させ、野生生物の移動に影響を与える可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

 各地のドリアン農園乱開発には地元住民からの反発も出ており、クランタン州グア・ムサンでは村民が農園業者が入って来れないようにバリケードを構築するなど対立が拡大している。

(マレーシア・キニ、10月24日)

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