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レアアース施設反対の集会、各地で開催 ナジブ首相は安全性強調

2012年02月27日 20:10 JST配信

【クアンタン/セキンチャン】 豪ライナス・コープによる世界最大規模のレアアース精錬工場建設に反対する地元住民と支持者、環境団体などが主催した大規模な抗議集会が26日、パハン州クアンタン市議会前広場で開催された。参加者数については主催者側は3万人、警察発表は5千人と発表している。これに合わせてクアラルンプール(KL)やペナン、ペラ州イポーでも支持者らが数百人規模の抗議集会を開催した。
「ヒムプナン・ヒジャウ(緑の連帯)2.0」と名付けられた同集会は、ライナスが25億リンギをかけてゲベンで建設中の工場から出る廃棄物からの放射性汚染への懸念を訴えており、▽計画の即時中止▽汚染リスクのある計画およびその評価の禁止▽あらゆる開発計画における「地球憲章」の遵守——の3点を政府に求めている。抗議集会の会場には、野党連合・人民同盟(PR)の一角を占める、人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム顧問(元副首相)らも顔をみせた。なお警察によると、参加者の75%が華人だったという。
■安全性は科学的に立証済み=ナジブ首相■
議論を呼んでいるレアアース施設についてナジブ・ラザク首相は、住民及び非政府組織(NGO)からの苦情を受けて政府による再検討が行われた結果、同施設が科学的に無害であるということが立証されたと指摘。さらに施設には排出物を住宅地域から離れた場所で処分することを含めてライナスには厳しい操業基準を課していると述べた。その一方、最終的には地元住民が同意することがプロジェクト進行の条件になると強調した。
その上でクアンタンにおける大規模抗議集会について、野党がレアアース施設問題を政府を攻撃するための材料として政治的に利用していると批判。反対するだけでは解決に結びつかないと指摘した。

ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、2月27日

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