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ヘイズによる逸失利益、1日当たり37万リンギに

2019年09月20日 19:40 JST配信

マレーシア・プトラ大学(UPM)のモハマド・ユソフ・サアリ准教授は、連日のヘイズ(煙害)による従業員の疾病による欠勤や観光客の減少などによる経済損失が数百万リンギに上ると達すると試算している。

労働者1日当たりの生産性を225リンギとした場合、保健省が管轄する病院42カ所に平均40人の患者が呼吸器疾患などで訪れたと仮定すれば、欠勤による逸失利益が1日当たり37万8,000リンギの経済損失になる計算だという。ズルキフリ・アハマド保健相によると、8月は患者数が20—30%増加した。

ロロン・トゥアンク・アブドル・ラーマン(TAR)行商屋台業者組合によると、市民が外出を控えるようになったため9月に入ってから40%も売り上げが減った。またフードトラックの業界団体も、イベント中止などの影響から売り上げが10—30%減っているとしている。

APIは、▽0−50が「良好」▽51−100は「中程度」▽101−200は「不健康」▽201−300は「極めて不健康」▽300以上の数値は「危険」レベル--となっており、全国68カ所で1時間毎に観測結果が発表されている。

■サラワクでは1千校が休校に■

インドネシアの発生する野火を原因とするヘイズ(煙害)が悪化しているサラワク州では20日、小中学校1,037校が休校となった。

西部スリ・アマンでは大気汚染指数(API)が20日午前6時に再び300を超えて「危険」レベルを突破。午前10時には420に達した。連邦政府は200を越え「極めて不健康」になった地域では即時休校に、500を超えた場合には「非常事態宣言」を出すとしている。

一方、半島部はやや改善の兆しを見せており、20日午後3時時点で「極めて不健康」はゼロ。多くが「不健康」レベルで落ち着いている。

対策も進められており、国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、20日からセランゴール州、ネグリ・センビラン州、プトラジャヤで微粒子用マスク「N95」の配布を開始すると発表した。

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