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タミル系テロ組織支援容疑の12人、不起訴が決定

2020年02月25日 10:15 JST配信

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 
すでに瓦解しているスリランカの元・反政府武装組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)を支援していたとして現職集議会議員を含むマレーシア人12人が逮捕された問題で、トミー・トーマス司法長官は21日、有罪にする根拠に欠けるとして不起訴にすると発表した。

 トーマス長官は、「世界中の何百万人もの人々がいまだレーニンやスターリン、毛沢東、チェ・ゲバラなどのかつてのテロ指導者を賞賛している。彼らが携帯電話やFacebookアカウントに写真やその他の写真を掲載しても、テロリストに変貌するわけではない。テロ指導者が目標達成のためにテロや暴力を使ったからといって、その支持者をテロリストとみなしたり、テロを画策しているとみなすべきではない」と述べた。

 その上でトーマス長官は、現実的な見通しとして、テロ関連の処罰を定めた「刑法第130B」で有罪にするだけの証拠がないと指摘。連邦憲法第145条(3)に基づく司法長官の裁量で不起訴を決めたと述べた。

 12人はいずれもタミル系マレーシア人で、ネグリ・センビラン州議会のP.グナセカラン議員とマラッカ州議会のG.サミナタン議員も含まれている。LTTEの旗、ポスター、写真などを所持していたとし、宣伝や資金援助を行なっていたとして逮捕された。12人はLTTEへの関与を一貫して否認しており、スリランカで少数派であるタミル人への同情を示していただけだと主張していた。

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