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マレー鉄道で幹部が続々退職、再建に向け暗雲 新社長と古株幹部で不和

2012年08月03日 14:50 JST配信

【クアラルンプール】 マレー鉄道(KTMB)で多くの有能な中核幹部や専門家がこの2カ月間に続々と退職し、就任したばかりのエリアス・カディル社長の下で人材不足という新たな問題に直面しており、再建計画が順調に進むか危ぶまれている。

情報筋が「ビジネス・タイムズ」に明らかにしたところによると、退職者の多くは公共輸送機関を所有・経営する政府系シャリカ・プラサラナ・ネガラ(SPNB)や首都圏クランバレー大量高速輸送システム(MRT)の事業推進母体、MRTコープ、政府系複合企業のMMCコープに移籍しているもよう。MMCコープはKTMBの民営化が認められた場合には、10億リンギ程度を注入し事業の建て直しを目指す方針だとされる。

エリアス社長は2年前にKTMBの役員となり、今年初めに貨物部門のトップに就任。5月2日付けでアミヌディン・アドナン氏の後任として社長に就任した。しかし新顔であるエリアス氏と他の古株幹部らとの間で経営方針を巡って度々意見の相違が起きていたという。

情報筋によると、先ごろマラヤ鉄道職員組合(RUM)の組合員160人がエリアス社長とRUMのアブドル・ラザク組合長に対して抗議を行った。

なお中国・南車株州電力汽車製から購入したばかりの6両編成の電車が先ごろ故障した問題については、エリアス社長は車両に問題があったと釈明しているが、情報筋はKTMBがサプライヤーへの支払いを遅らせていることから来るメンテナンス不良が原因だと反論している。

 

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、8月2日)

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