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軽便鉄道延伸工事、選考プロセスを汚職摘発委が捜査

2012年08月09日 18:23 JST配信

【ペタリンジャヤ】 マレーシア汚職摘発委員会(MACC)はエンジニアリング・コンサルティングの英ハルクローの軽便鉄道(LRT)アンパン線の延伸工事の入札に関する選考プロセスにおいて利益相反があった可能性があるとして、捜査を行っている。

ハルクローはLRTアンパン線の延伸工事の入札に参加した8陣営の選考を行う評価者に指名されていた。ジョージ・ケント(M)とライオン・パシフィックの企業連合がシステム工事を落札した。

警察もMACCとは別に、機密文書が漏洩した背景などについて調査を開始した。文書が漏洩したことにより延伸工事の入札プロセスに関して政治家が発言し、問題となっていた。

ハルクローは入札に参加した8陣営の技術的・商業的な審査を担当した。8陣営のうち、バルフォー・ビーティー・インベンシス・コンソーシアムに関しては、別の入札でハルクローとバルフォー・ビーティーが提携した経緯があり、その関係を利用して入札の機密情報を漏洩した疑いがもたれている。ハルクローとバルフォー・ビーティーは英国における高速道路建設入札への参加を合弁で行い、バイパス建設工事を合弁で落札しているという。

こうした過去の経緯から考えて、ハルクローが延伸工事の入札参加者の評価を行うのは不適切とする指摘があがっている。

入札を実施した公共輸送インフラを所有する国営シャリカ・プラサラナ・ネガラ(SPNB)グループは、機密文書の漏洩について、入札プロセスのすべてが明らかになったわけではないとしている。

最終的に事業を落札したジョージ・ケント(M)とライオン・パシフィックの企業連合は、鉄道エンジニアリングに関わった経験が少ないとする指摘を否定している。

 

(ザ・スター、8月8日)

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