私たちは、読者の皆様に正確で公正、かつ信頼できる情報をお届けすることを最優先の使命としています。本編集方針は、私たちがどのようにニュースを取材、検証、編集、公開するかを明確にし、ジャーナリズムの最高水準を維持するための指針です。

編集の独立性

編集権の独立

• 編集部門は広告部門、営業部門から完全に独立しています
• 広告主や外部の利害関係者が編集内容に影響を与えることはありません
• 記事の掲載判断は、公共の利益と読者への価値のみに基づいて行われます

利益相反の管理

• 記者・編集者は、取材対象との金銭的関係や個人的関係を開示する義務があります
• 利益相反の可能性がある場合は、別の記者が担当するか、その旨を記事内で明示します

取材と情報源

情報源の原則

• 最低2つの独立した信頼できる情報源による確認を原則とします
• 匿名の情報源は、公共の利益に資する場合のみ、編集長の承認を得て使用します
• 情報源の保護は最優先事項であり、いかなる圧力にも屈しません

取材倫理

• 身分を明らかにし、正当な方法で取材を行います
• 隠し撮り、隠し録音は、重大な公益がある場合のみ、編集長の事前承認を得て行います
• 取材対象者の人権とプライバシーを尊重します

事実確認（ファクトチェック）

検証プロセス

1. 一次確認：記者による初期の事実確認
2. 二次確認：担当編集者による内容の精査
3. 最終確認：公開前の編集責任者によるレビュー

検証対象

• すべての数字、統計、日付
• 人名、肩書き、組織名
• 引用内容の正確性
• 画像・動画の真正性と文脈

公平性と多様性

バランスの取れた報道

• 重要な問題については、複数の視点を提示します
• 対立する見解がある場合は、各立場に公平に発言の機会を提供します
• 少数派の意見も適切に反映します

多様性への配慮

• 性別、年齢、民族、宗教、社会的背景に関わらず、多様な声を届けます
• ステレオタイプや偏見を助長する表現を避けます
• インクルーシブな言語使用を心がけます

透明性

情報開示

• 記事の執筆者名を明記します（安全上の理由がある場合を除く）
• 外部からの寄稿や提供素材は、その旨を明示します
• 記事の大幅な更新や修正は、その内容と日時を記録します

編集過程の透明性

• なぜその記事を掲載したのか、読者から質問があれば説明します
• 編集判断について、定期的に読者と対話する機会を設けます

訂正とアカウンタビリティ

誤りへの対応

• 誤りが判明した場合は、速やかに訂正し、その内容を明確に表示します
• 重大な誤りについては、独立した訂正記事を掲載します
• 訂正履歴は永続的に保存し、読者が確認できるようにします

読者からのフィードバック

• すべての指摘や批判を真摯に受け止め、48時間以内に対応します
• 建設的な批判は、編集方針の改善に活用します

デジタル時代の責任

ソーシャルメディアでの行動規範

• 記者個人のSNSアカウントでも、職業倫理を守ります
• 未確認情報の拡散を避け、慎重に情報を共有します

AI・自動化ツールの使用

• AIツールを使用する場合は、その旨を開示します
• 最終的な編集判断は必ず人間が行います
• 自動生成されたコンテンツは明確に表示します

特別な配慮事項

災害・緊急時の報道

• パニックを避け、冷静で正確な情報提供を最優先します
• 被災者の尊厳を守り、過度に sensational な表現を避けます
• 救助活動の妨げにならないよう配慮します

未成年者の保護

• 未成年者のプライバシーを特に慎重に扱います
• 未成年者が関わる事件では、公益性を慎重に判断します

自殺・精神保健に関する報道

• WHOの自殺報道ガイドラインに従います
• 相談窓口の情報を併記します

編集委員会

独立した編集委員会が四半期ごとに編集方針の遵守状況を審査し、改善提案を行います。委員会には外部の有識者も参加し、客観的な評価を確保します。

継続的な改善

私たちは、ジャーナリズムの最高水準を追求し続けます。この編集方針は定期的に見直され、時代の変化や読者のニーズに応じて更新されます。

お問い合わせ

編集方針に関するご意見、ご質問、懸念事項は以下までお寄せください：

私たちは、この編集方針を遵守し、読者の皆様の信頼に応え続けることをお約束します。