マレーシアでのファッションショッピングは、東南アジアならではの多様性と、日本人にも馴染みやすい国際ブランドが融合した魅力的な体験です。特にクアラルンプールのブキッビンタン地区は「マレーシアの原宿」とも呼ばれ、高級ブランドからリーズナブルなローカルブランドまで、幅広い選択肢が揃っています。実際に現地を訪れてみると、日本のユニクロやジョルダーノなどの馴染みあるブランドから、マレーシア発のパディーニグループが展開するBRAND OUTLETまで、予想以上に充実したショッピング環境に驚かされます。
この記事で発見できる場所
- Giordano Malaysia Flagship Store – ブキッビンタンの2階建て旗艦店
- Pavilion Kuala Lumpur – 700店舗以上を誇る巨大ショッピングモール
- Fahrenheit – パビリオンと地下通路で直結する若者向けモール
- BRANDS OUTLET – マレーシア全土で展開するローカルファッションチェーン
- Tokyo Street (パビリオン内) – 日本文化をテーマにした専門エリア
ブキッビンタンの大型ショッピングモール
クアラルンプールの中心部に位置するブキッビンタン地区は、マレーシアのファッション文化の中心地として知られています。MRTやモノレールでのアクセスも良く、地下通路で複数の施設が繋がっているため、暑い日中でも快適にショッピングを楽しめます。
Pavilion Kuala Lumpur
2007年にオープンしたパビリオンは、550店舗以上(一部資料では700店舗以上)を擁するマレーシア最大級のショッピングモールです。ルイ・ヴィトン、コーチ、アディダスなどの国際的な高級ブランドから、日常使いのカジュアルブランドまで幅広く揃っています。7階建ての施設内には映画館やスーパーマーケット、多数のレストランも併設されており、1日中楽しめる複合施設となっています。特筆すべきは「Tokyo Street」と呼ばれる日本文化をテーマにしたエリアで、日本の商品や飲食店が集まっています。
東南アジア最大級の品揃えと日本専門エリア「Tokyo Street」
総合ショッピングモール
Bukit Bintang駅直結
RM50-5000+
10:00-22:00
高級ブランド・総合
平日午前中がおすすめ・観光客向けのツーリストアワードカードで特別割引あり
Fahrenheit
パビリオンと地下通路で直結しているファーレンハイトは、より若者向けのカジュアルなショッピングモールです。ユニクロやMR DIYホームセンター、そして地元で人気のBRAND OUTLETなど、日本のユニクロと同等の価格帯で質の良い衣料品が購入できます。「クアラルンプールの原宿」という愛称の通り、若者に人気のエリアですが、その分混雑も激しく、路上の物売りなどには注意が必要です。
パビリオンと地下直結で雨の日も快適ショッピング
若者向けカジュアルモール
Bukit Bintang駅徒歩3分
RM30-500
10:00-22:00
カジュアルファッション
週末は混雑するため平日夕方がおすすめ・地下通路利用で暑さ対策も万全
個別ブランド店舗

大型モールだけでなく、個別のブランド店舗も充実しています。特に日本人にとって馴染みのあるブランドや、マレーシアローカルの人気ブランドは要チェックです。
Giordano Malaysia Flagship Store
ブキッビンタンの中心部、67, Jln Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpurに位置するジョルダーノの旗艦店は、2階建ての広々とした店舗です。毎日11:00から23:00まで営業しており、休業日はありません。特にキャリアウーマン向けの「Giordano Ladies」ラインを含む、ジョルダーノの全商品ラインナップが揃っています。整理整頓された店内は商品が見やすく、ゆったりとした買い物が楽しめます。
Giordano Ladiesラインを含む全商品が揃う2階建て旗艦店
カジュアルファッション専門店
Jln Bukit Bintang中心部
RM40-200
11:00-23:00(年中無休)
スマートカジュアル
夜遅くまで営業しているため、ディナー後のショッピングにも最適
BRANDS OUTLET
マレーシアのパディーニグループが展開するBRANDS OUTLETは、マレーシア国内のほとんどの主要商業施設に出店している人気チェーンです。スマートカジュアルウェア、Tシャツ、ドレス、子供服まで幅広い商品を取り扱っており、価格帯は日本のユニクロと同程度で、品質と価格のバランスが良いと評価されています。ファーレンハイト内の店舗をはじめ、多くの場所でアクセスしやすいのも魅力です。
マレーシア全土で展開する地元の人気ファッションチェーン
ローカルファッションブランド
主要モール内に多数出店
RM30-150
10:00-22:00(モールによる)
ファミリー向け総合衣料
セール期間を狙えば日本のファストファッション以上のコスパを実現
効率的な巡回ルートと訪問のコツ

ブキッビンタンエリアでのショッピングは、地下通路を活用することで効率的に回れます。
まず朝10時にパビリオンから始めることをおすすめします。観光客が少ない午前中は、高級ブランド店でゆっくりと商品を見ることができます。その後、地下通路を通ってファーレンハイトへ移動し、カジュアルブランドをチェック。ランチはパビリオン内のフードコートか、Tokyo Streetの日本食レストランが便利です。
初めての方へのおすすめ

初めて訪れる方には、以下の店舗から始めることをおすすめします:
🏆 Pavilion Kuala Lumpur
駅直結でアクセスが簡単、700店舗以上の品揃えで欲しいものが必ず見つかります。Tourist Award Cardを活用すれば、初回訪問でも特別割引を受けられます。
🏆 BRANDS OUTLET(ファーレンハイト内)
日本のユニクロと同等の価格帯で、マレーシアらしいデザインの服が手に入ります。サイズ展開も豊富で、お土産選びにも最適です。
よくある質問
Q: マレーシアで日本のブランドは買えますか?
はい、購入可能です。パビリオンやファーレンハイトには、ユニクロをはじめとした日本ブランドが多数出店しています。価格は日本の1.2〜1.5倍程度になることが多いですが、セール期間中は日本と同等の価格で購入できることもあります。
Q: 観光客向けの割引はありますか?
パビリオンでは「Tourist Award Card」というサービスがあり、パスポートを提示することで特別割引やギフトを受けられます。また、免税手続きも可能で、RM300以上の購入で約6%の税金が還付されます。
Q: ブキッビンタンエリアの治安はどうですか?
日中は観光客も多く比較的安全ですが、夜間は注意が必要です。特に路上の物売りや客引きには応じないようにしましょう。貴重品は最小限にし、大金は持ち歩かないことをおすすめします。
Q: マレーシアの服のサイズ表記は?
マレーシアでは主にイギリス式のサイズ表記が使われています。日本のMサイズは現地のSサイズに相当することが多いため、試着してから購入することをおすすめします。多くの店舗で試着室が完備されています。
Q: 雨季に適した服装は?
マレーシアの雨季(10月〜3月)は突然のスコールが多いため、速乾性の素材がおすすめです。また、室内は冷房が強いため、薄手の羽織物は年間を通して必需品です。現地のBRAND OUTLETでは、こうした気候に適した衣類が豊富に揃っています。
マレーシアでのファッションショッピングは、国際ブランドとローカルブランドが融合した独特の魅力があります。特にブキッビンタンエリアは、地下通路で繋がった複数のモールを効率的に回れるため、1日で多様なショッピング体験が可能です。事前にTourist Award Cardを取得し、平日の午前中から計画的に回ることで、より充実したショッピングを楽しめるでしょう。