マレーシアの首都クアラルンプールから車でわずか30分、年間を通じて楽しめる巨大テーマパーク「サンウェイラグーン」は、在住日本人ファミリーの定番レジャースポットとして愛されています。88エーカー(約35万平方メートル)の広大な敷地に90以上のアトラクションを擁し、ウォーターパーク、動物園、遊園地など6つのゾーンが一度に楽しめる、まさに南国ならではの複合型テーマパークです。
特に注目すべきは、マレーシア在住の多くの家族が年間パスを購入し、週末の憩いの場として活用している点です。個人的な経験では、モントキアラから25分というアクセスの良さもあり、月に2〜3回は訪れる家族も珍しくありません。
この記事で学べること
- サンウェイラグーンの6つのゾーンそれぞれの特徴と楽しみ方
- 年間パス購入で月4回以上の訪問なら元が取れる計算方法
- 園内レストランの国際チェーン店と現地料理の価格帯比較
- 火曜日定休という情報があるが実際は毎日営業している事実
- 雨季でも楽しめる屋根付きアトラクションの活用法
サンウェイラグーンの基本情報と営業時間
サンウェイラグーンは1993年の開園以来、マレーシアを代表するテーマパークとして成長を続けています。
営業時間は毎日10:00〜18:00で、年中無休で営業しています。一部の情報源では火曜日が定休日となっていますが、実際には特別なメンテナンス日を除いて毎日オープンしています。クアラルンプール中心部からのアクセスも良好で、ブキッビンタンやKLCCエリアから車で約30分、Grabを利用すれば片道RM30〜40程度で到着できます。
住所は「3, Jalan PJS 11/11, Bandar Sunway, 47500 Subang Jaya, Selangor」で、電話番号は03-5639-0000です。
駐車場も完備されており、週末は早めの到着がおすすめです。
6つのテーマゾーンの魅力と特徴

サンウェイラグーンの最大の特徴は、異なる6つのゾーンが一つの施設内で楽しめることです。それぞれのゾーンには独自の魅力があり、家族全員が満足できる構成となっています。
ウォーターパーク(Water Park)
最も人気が高いゾーンで、巨大な波のプールや様々なウォータースライダーが楽しめます。
特に週末は混雑するため、開園直後の10時台がおすすめの時間帯です。キッズプールも充実しており、小さなお子様連れでも安心して遊べる設計になっています。個人的には、Vuvuzela(ブブゼラ)という6人乗りの巨大スライダーが家族全員で楽しめる最高のアトラクションだと感じています。
ワイルドライフパーク(Wildlife Park)
ホワイトタイガーをはじめとする珍しい動物たちと出会えるミニ動物園です。
熱帯地域ならではの動物展示が特徴的で、日本の動物園では見られない種類も多数飼育されています。動物へのエサやり体験も可能で、子供たちの教育的な体験としても価値があります。
アミューズメントパーク(Amusement Park)
伝統的な遊園地エリアで、観覧車やメリーゴーランドなどの定番アトラクションが揃います。
家族向けの穏やかな乗り物が中心で、激しいアトラクションが苦手な方でも楽しめます。
エクストリームパーク(Extreme Park)
アドレナリン全開のスリル系アトラクションが集結しています。バンジージャンプやフライングフォックスなど、勇気が試される体験が待っています。身長制限があるアトラクションも多いため、事前確認が必要です。
スクリームパーク(Scream Park)
ホラーをテーマにしたエリアで、お化け屋敷やホラーアトラクションが楽しめます。
12歳以下のお子様には刺激が強すぎる可能性があるため、年齢に応じた判断が必要です。
ニコロデオン・ロストラグーン(Nickelodeon Lost Lagoon)
スポンジボブやドーラなど、ニコロデオンの人気キャラクターをテーマにした水遊びエリアです。小さなお子様向けの安全な水深設計で、ファミリー層に特に人気があります。
メリット
- 6つのゾーンが一度に楽しめる複合型施設
- 年中営業で天候を選ばない南国立地
- KL中心部から30分の好アクセス
- 年間パスのコストパフォーマンスが高い
デメリット
- 週末や祝日は非常に混雑する
- 園内の飲食物価格が高め
- 広大すぎて1日では回りきれない
- 日焼け対策が必須の屋外施設
園内レストランと飲食オプション

サンウェイラグーンには、国際的なチェーン店から地元料理まで、多様な飲食オプションが用意されています。
スターバックス、バーガーキング、サブウェイ、ネイサンズ・フェイマスなどの馴染み深い国際チェーンが入っており、日本人にとっても安心して利用できます。価格帯は市街地より20〜30%程度高めですが、テーマパーク価格としては妥当な範囲です。
地元料理を楽しみたい方には、マレーシアのファストフードチェーン「マリーブラウン」や、北インド料理の「サガール」がおすすめです。
個人的な経験では、ランチタイムの11時30分〜13時30分は特に混雑するため、早めか遅めの時間帯での食事が快適です。
園内各所にはアイスクリームやポップコーン、ドリンクスタンドも設置されており、水分補給には困りません。ホット&ロールやズカでは、ホットドッグやミルクシェイクなどの軽食も楽しめます。
効率的な園内の回り方とタイムマネジメント

広大な敷地を効率的に楽しむには、事前の計画が重要です。
朝一番はウォーターパークから始めることをおすすめします。
午前中は比較的空いており、人気アトラクションも待ち時間が短いです。その後、日差しが強くなる正午頃にワイルドライフパークやスクリームパークなど、屋根のあるエリアに移動すると快適です。
各ゾーン間の移動時間も考慮に入れる必要があります。端から端まで歩くと15〜20分程度かかるため、隣接するゾーンを順番に回る方が効率的です。
年間パスの価値と在住者向けの活用法
マレーシア在住の日本人家族にとって、年間パスは非常に魅力的な選択肢です。
月に4回以上訪れる場合、年間パスの方が単発チケットよりもお得になる計算です。多くの在住家族が年間パスを購入し、週末の定番レジャースポットとして活用しています。実際、モントキアラやバンサーサウスなどの日本人居住エリアからのアクセスも良く、気軽に訪れることができます。
年間パスホルダーには、園内レストランでの割引や特別イベントへの優先入場などの特典もあります。
子供の誕生日パーティーを園内で開催することも可能で、特別な思い出作りにも最適です。
開園直後の入場
10時の開園と同時に入場し、まずウォーターパークの人気アトラクションへ直行
正午は屋内エリアへ
日差しが強くなる12時頃、ワイルドライフパークやスクリームパークで涼む
夕方の再チャレンジ
15時以降は人が減り始めるため、朝混雑していたアトラクションを楽しむ
雨季でも楽しめる工夫と対策
マレーシアの雨季(11月〜3月)でも、サンウェイラグーンは十分楽しめます。
熱帯地域特有のスコールは通常1〜2時間で止むため、その間は屋根のあるエリアで過ごすのが賢明です。ワイルドライフパークやスクリームパークは雨天でも問題なく楽しめますし、園内のレストランやカフェで休憩を取るのも良いでしょう。
雨上がりのウォーターパークは人が少なく、待ち時間なしでアトラクションを楽しめる穴場タイミングです。
防水バッグや着替えの準備は必須です。園内にもロッカーが設置されていますが、週末は満杯になることもあるため、最小限の荷物で訪れることをおすすめします。
よくある質問
サンウェイラグーンの営業時間は何時から何時までですか?
毎日10:00〜18:00で営業しています。年中無休ですが、特別なメンテナンス日には臨時休業する場合があります。最新情報は公式サイトで確認することをおすすめします。
子供連れで1日で全てのゾーンを回ることは可能ですか?
正直なところ、小さなお子様連れで全6ゾーンを1日で満喫するのは難しいです。個人的な経験では、3〜4ゾーンをゆっくり楽しむ方が満足度が高いです。年間パスを購入して複数回に分けて訪れるのが理想的です。
食べ物や飲み物の持ち込みはできますか?
原則として外部からの飲食物の持ち込みは禁止されています。ただし、赤ちゃん用のミルクや離乳食、医療上必要な特別食は例外として認められています。園内には多様な飲食施設があるため、そちらの利用が推奨されています。
どのゾーンが一番人気がありますか?
ウォーターパークが圧倒的に人気です。特に週末は開園直後から混雑します。次いで、小さなお子様連れにはニコロデオン・ロストラグーン、スリルを求める方にはエクストリームパークが人気です。
クアラルンプール中心部からの最も便利なアクセス方法は?
Grabでの移動が最も便利です。ブキッビンタンやKLCCから約30分、料金はRM30〜40程度です。公共交通機関を利用する場合は、KTMコミューターでサンウェイ駅まで行き、そこからシャトルバスを利用する方法もありますが、時間がかかるため推奨しません。
サンウェイラグーンは、マレーシアならではの年中楽しめるテーマパークとして、在住日本人ファミリーにとって欠かせない存在となっています。6つの異なるゾーンが提供する多様な体験は、訪れるたびに新しい発見があり、年間パスを活用すれば、コストパフォーマンスも抜群です。週末の家族の時間を充実させたい方、南国ならではのレジャーを満喫したい方には、ぜひ一度訪れていただきたい場所です。次回の休日には、ぜひサンウェイラグーンで特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。